「ステイホーム」での餃子の楽しみ方

2021.05.01

「塚田編集長に聞いてみたい12の餃子のコト」では、読者のみなさまからいただいたテーマや質問に、塚田編集長がお応えする形で餃子コラムを展開していきます。
 3回目の緊急事態宣言が発令され、対象地域では馴染みの餃子屋さんで餃子とビールを楽しむ事もできなくなってしまいました。私もしばらくの間は自宅で餃子を楽しみたいと思っています。
 今回は「コロナ禍で餃子の楽しみ方は変わりましたか?」という質問を頂きましたので、この1年強の間での変化を振り返りながら「ステイホーム」での餃子の楽しみ方を改めて考えていたいと思います。




 

料理初心者でも簡単な餃子作り

 コロナ禍で自宅にいる時間が長くなったことで、新たに料理を始める人が増えているそうです。レシピサイトやレシピアプリでも料理初心者向けのレシピが人気の様子。そんな料理初心者におすすめしたいのが餃子作りです。餃子は特別な調理技術が必要ないため、子供でも不器用な方でも作れてしまいます。また残った餃子は冷凍保存ができるので、一人暮らしの方にもおおすめです。
 包丁が苦手という方にはカット野菜を使った包丁要らずの餃子レシピがおすすめです。最近ではスーパーやコンビニで千切りキャベツが手に入りますよね。この千切りキャベツと豚肉を混ぜて味付けするだけで餡が完成。ニラを追加したいときはハサミを使って切りましょう。ニンニクや生姜はチューブを使えばおろす必要もありません。これだけ手間を省いても美味しくできてしまうのが餃子の魅力の一つです。
 餃子を包む自信が無いという方にもおすすめのレシピが有ります。その名も「包まない餃子」。フライパンに餃子の皮を敷き詰めてその上に餡を乗せて、更にその上から皮を乗せて蒸し焼きにするだけ。これならどんな不器用な人でもカリッと焼けた食べ応え抜群の餃子が簡単に作れちゃいますよ。



 

お店の餃子をデリバリーで楽しむ

 コロナ禍で一気に広がったサービスの一つがUber Eatsや出前館を初めとするフードデリバリーサービス。配達用の大きなバッグを背負って街中を縦横無尽に走り回る様子は日常の風景になりました。
 従来から街の中華料理店では出前を行っているお店はありましたが限られた存在でした。これが今では餃子専門店の餃子やラーメン店のラーメンと餃子セット、本格的な点心専門店の餃子まで様々なお店の餃子が自宅で楽しめるようになりました。自宅で仕事をしていて外に出られない時や雨の日などはとても便利ですよね。

 お店と自宅の距離によってはデリバリーされた餃子は少し冷めた状態で届くことがあります。焼餃子を温め直しに電子レンジを使うと焼き面がしなっと柔らかくなってしまうので注意が必要。おすすめなのはオーブントースターか魚焼き用のグリルです。アルミホイルを敷いてその上に餃子のヒダ側に少量の水かお酒を塗ってから焼き面を上にして並べます。これに上面からの加熱だけで温めると焼きたてに近い状態に戻るので是非お試しください。



 

老舗店・人気店の餃子をお取り寄せ

 コロナ禍の下でお取り寄せ餃子への注目が集まっています。お取り寄せ餃子は自宅で手軽にお店の味が楽しめるという事もあり、テレビの情報番組や雑誌の企画など様々なメディアに取り上げられる様になりました。お取り寄せ情報を扱うサイトの中でも餃子情報へのアクセスは常に上位に入っているそうです。
 冷凍技術向上や通販サイトを簡単に立ち上げられる様なサービスが普及したことから、老舗餃子店や行列必至の人気餃子店の餃子もお取り寄せできる様になりました。例えば、酢コショウで食べる餃子の元祖「赤坂珉珉」の餃子は昨年11月より冷凍餃子の販売を開始しました。他にも17種類の餃子が楽しめる新橋の超人気店「一味玲玲」や羊肉餃子で人気の神田の「味坊」などが、このコロナ以降に冷凍餃子の販売を開始しています。
 これまで事前に予約をしてお店に行かないと食べることができなかったような超人気店の餃子が自宅で気軽に楽しめるようになったのは嬉しいですよね。ただしこれらの餃子は手作りで大量生産ができないため注文してから発送まで日数を要することがあるので、その場合は気長に待ちましょう。



 

塚田 亮一(「東京餃子通信」の編集長)
2010年開設の餃子専門ブログ「東京餃子通信」編集長。
「餃子は完全食」のスローガンのもと、おいしい餃子を求めてどこまでも。首都圏はもとより、宇都宮、浜松、福島などの餃子タウン、さらには世界中の餃子風料理を日々食べ歩く。
これまで食べ歩いた餃子店の数は1000店以上。
長年の研究からたどり着いた手作り餃子も評判。また、趣味のマラソンを活かし、餃子専門店を走って巡る「餃子マラニック」を主催。
作って、食べて、走れる、餃界のオールラウンダー。(「食べあるキング」より引用)