餃子のトッピング

2021.02.01

「塚田編集長に聞いてみたい12の餃子のコト」では、読者のみなさまからいただいたテーマや質問に、塚田編集長がお応えする形で餃子コラムを展開していきます。
餃子は餃子だけで食べてもおいしいですが、トッピングを一工夫するだけで飽きずにもっと沢山食べられる様になります。
今回は「餃子のトッピングってどんなものがありますか?」という質問をいただいたので、餃子と一緒に食べるトッピングについてご紹介したいと思います。

手軽で効果抜群、浜松のもやしトッピング

今やご当地餃子として全国区の知名度を誇る浜松餃子。そんな浜松餃子の特徴の一つとして挙げられるのがもやしのトッピングです。浜松の多くの餃子専門店では餃子に茹でもやしが添えられているのですが、このもやしが餃子の箸休めとして良い仕事をしてくれます。餃子を何個も食べ続けているとどうしても口の中が脂っぽくなってくると思うのですが、その合間にもやしを一口食べると口の中が一気にリセット!もやし効果で何個でも無限に餃子が食べられてしまうのです。
実はもやしのトッピングは意外なきっかけで生まれました。浜松餃子の元祖と言われる「石松」は屋台でフライパンを使って大量に餃子を焼くために円盤型に餃子を並べて盛り付けていました。この円盤の真ん中に空いてしまった空間を何かで埋めようと思いついたのが茹でもやしだったのです。炒めたキャベツやほうれん草など色々と試行錯誤したらしいのですが箸休め効果の最も高かったもやしが定着したそうです。その後、浜松の他のお店にも広がっていったそうです。
もやしをさっと茹でるだけなのでとても手軽なので是非お試しください。


 

餃子のベストパートナーはお漬物

全国の餃子店を食べ歩いていると餃子の添え物としてお漬物が出てくることが良くあります。お漬物の中でも最も良く出会うのがきゅうりの浅漬けです。大阪や京都の歓楽街にあるひとくち餃子の専門店では餃子ときゅうりの浅漬けしか提供されないお店がある程。みずみずしさとポリポリとした食感が箸休めとして最適。きゅうりは美容やダイエット効果があるというのも夜の街に適しているのかもしれませんね。
また老舗の餃子専門店でよく見かけるのが紅生姜です。紅生姜は牛丼や焼きそばのお供というイメージが強いかもしれませんが実は餃子ともよく合います。爽やかな風味で口の中がリセットされる効果はもちろんのこと、身体を温めてくれたり疲労回復してくれたりする効果も期待できます。見た目が鮮やかになるのも嬉しいですよね。
中華料理店で餃子を食べる時にも箸休めの漬物は欠かせません。定番なのはザーサイの漬物。香りが強くて苦手という方は浅漬けの青いザーサイがお勧めです。シャキシャキとした食感も残っていて餃子にもよく合いますよ。


 

どさっとかけるだけで簡単トッピング

お家で餃子を作る時に餡の具材をアレンジするのは手間もかかるので多くの種類を作るのは大変ですよね。そんな時に試してほしいのが餃子の上からどさっとかけるだけのトッピング。味の変化だけでなく鮮やかな色味を足すことができるので一気に映える餃子になります。
最近よく見かけるのはパクチートッピング。肉比率が高くジューシーな餃子には特によく合います。パセリや春菊など緑が濃く風味の強い野菜は全般的に餃子のトッピングに向いていると思います。広島では小口切りにした観音ネギがかかっている餃子がありましたが、これも美味しかったです。
見た目の鮮やかさという点ではチーズやコーンなど黄色の食材も便利です。餃子の上からとろけるチーズをたっぷりとかけてコーンを散らせば子供も大喜びの餃子に早変わり。大人には辛味が効いた赤い食材もオススメです。手軽なのは食べるラー油やキムチ。辛味が加わるだけでなく餃子に新たな旨味を追加してくれます。
みなさんも思いついた食材を色々と試して好みのトッピングを見つけてみてください。そしてオススメのトッピングが見つかったら是非教えてくださいね。

塚田 亮一(「東京餃子通信」の編集長)
2010年開設の餃子専門ブログ「東京餃子通信」編集長。
「餃子は完全食」のスローガンのもと、おいしい餃子を求めてどこまでも。首都圏はもとより、宇都宮、浜松、福島などの餃子タウン、さらには世界中の餃子風料理を日々食べ歩く。
これまで食べ歩いた餃子店の数は1000店以上。
長年の研究からたどり着いた手作り餃子も評判。また、趣味のマラソンを活かし、餃子専門店を走って巡る「餃子マラニック」を主催。
作って、食べて、走れる、餃界のオールラウンダー。(「食べあるキング」より引用)