アレンジ餃子満載の「WARASHIBE GYOZA」(前編)

アレンジ餃子満載の「WARASHIBE GYOZA」(前編)

餃子専門サイト「東京餃子通信」の編集長の塚田亮一です。
今回の「プロに学ぶ餃子を美味しく作る秘訣」は、東京の神田にある餃子専門店「WARASHIBE GYOZA(ワラシベギョウザ)」店主の鴨澤浩二さんに、色々な創作餃子の作り方を教えていただきました。
WARASHIBE GYOZAは、アレンジ餃子のメニューだけで常時30種類程度と、私が知る限りトップクラスの餃子メニュー数を誇る餃子専門店です。そんなWARASHIBE GYOZAの創作餃子のアイデアとその作り方を2回に分けてお伝えしたいと思います。
  • WARASHIBE GYOZAの外装と店主の鴨澤さん
WARASHIBE GYOZAの外装と店主の鴨澤さん


 


「何でも包んでみた」で生まれた創作餃子たち

この9月で7周年を迎えたWARASHIBE GYOZAは、神田という土地柄ビジネスマンをターゲットとした餃子居酒屋としてスタートしました。当初は5種類くらいの餃子しか提供していなかったそうです。
開店から1年くらいのタイミングで「当時大ブームだったチーズタッカルビに着想を得て開発した鉄板餃子フォンデュがバズりました。」と鴨澤さん。これをきっかけに様々な創作餃子を開発。「コーンポタージュやチンジャオロース、肉じゃが、チャプチェ等、まだ餃子になっていなかった料理は何でも包んでみました。」と当時を振り返る鴨澤さん。
現在WARASHIBE GYOZAでは、常時30種類程度の創作餃子を提供。SNSなどの餃子投稿をきっかけに訪れる女性客や外国人観光客で賑わうお店となっています。
  • 元祖鉄板餃子フォンデュ
元祖鉄板餃子フォンデュ
 

映えのNo.1「元祖鉄板餃子フォンデュ」

WARASHIBE GYOZAを代表する創作餃子「元祖鉄板餃子フォンデュ」の作り方を見せていただきました。餃子フォンデュには、ニンニクとニラを使ってパンチの効いた味の「週末餃子」を使います。
まずは週末餃子を焼き機で一旦焼き上げます。一般的な焼き餃子と同じ焼き方で、仕上げにごま油で香りづけをします。次に鉄板の両端に千切りキャベツを、真ん中にチーズを敷き詰めていきます。チーズはチェダーチーズとモッツァレラチーズの2種類を使います。このキャベツの上に焼き面が上になるように餃子を並べていきます。餃子とチーズの間に隙間ができるので、このスペースには長ねぎの小口切りで埋めます。餃子の上からコチジャンにニンニク、鶏がらスープ、お酒、醤油などを加えた専用タレをかければ準備完了。
  • 元祖鉄板餃子フォンデュの調理過程
元祖鉄板餃子フォンデュの調理過程
鉄板をカセットコンロに乗せて最初は強火で一気にチーズを温めます。チーズが溶けてきたら完成。強火のままだとチーズが焦げてしまうので弱火にします。餃子をたっぷりとチーズを絡めれば見た目も味も超濃厚。キャベツやネギも餃子とチーズに絡めてたべるとアクセントになります。
ご自宅の餃子パーティでも、餃子フォンデュが登場したら盛り上がること間違いないですよ。
  • チーズがのび~る餃子フォンデュ
チーズがのび~る餃子フォンデュ
 

餃子フォンデュのアレンジバージョン色々

WARASHIBE GYOZAでは、元祖鉄板餃子フォンデュをベースにしたアレンジメニューも色々と展開しています。
一つ目は「BBQ 餃子フォンデュ」
コチジャンソースの代わりにBBQソースを使います。また、長ねぎの代わりにトマトを鉄板に並べます。ニンニクがガッツリ効いた週末餃子とBBQソースが相性抜群。トマトの酸味も意外なアクセントとなり、餃子とBBQソースの組み合わせに良く合います。
二つ目は「パクチー餃子フォンデュ」
オニオンスライスの上にパクチーを包み込んだパクチー餃子を並べ、ソースもパクチーソース。更には長ねぎの代わりに大量のパクチーを盛り付けてあります。パクチー好きにはたまらないパクチー尽くしの餃子です。
これらを参考に、皆さんもオリジナルの餃子フォンデュを創作してみてはいかがでしょうか?
  • BBQ 餃子フォンデュ&パクチー餃子フォンデュ
BBQ 餃子フォンデュ&パクチー餃子フォンデュ
 

店舗情報
●店名:神田餃子居酒屋
WARASHIBE GYOZA(ワラシベギョウザ)

●所在地:〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-14 A1ビル 1階
●営業時間:(火~金)17:00~23:00
(土・日・祝)17:00~22:00
●定休日:月曜日
●電話番号:03-6206-9110
●公式サイト https://warashibegyoza.com/
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  • 塚田 亮一(「東京餃子通信」の編集長)
    2010年開設の餃子専門ブログ「東京餃子通信」編集長。
    「餃子は完全食」のスローガンのもと、おいしい餃子を求めてどこまでも。首都圏はもとより、宇都宮、浜松、福島などの餃子タウン、さらには世界中の餃子風料理を日々食べ歩く。
    これまで食べ歩いた餃子店の数は3,000店以上。
    長年の研究からたどり着いた手作り餃子も評判。また、趣味のマラソンを活かし、餃子専門店を走って巡る「餃子マラニック」を主催。
    作って、食べて、走れる、餃界のオールラウンダー。(「食べあるキング」より引用)