宮崎の食材を活かした宮崎餃子(宮崎県:下巻)

宮崎の食材を活かした宮崎餃子(宮崎県:下巻)

東京餃子通信編集長の塚田です。今回の「塚田編集長の日本餃子巡礼」は、前回に引き続き宮崎市周辺地域で食べられる、宮崎の食材を活かした宮崎餃子についてご紹介したいと思います。
  • 宮崎餃子

餃子の馬渡(高鍋町)

高鍋町は知る人ぞ知る餃子の町として注目されています。人口2万人ほどの町ではありますが、キャベツの生産量は県内トップ。町役場の周辺を歩くだけでも多くの餃子店が見つかります。そんな高鍋町を代表する一軒が「餃子の馬渡」です。高鍋町の餃子文化を語るうえで、欠かすことができない存在です。
  • 餃子の馬渡
「餃子の馬渡」は1967年に創業。創業者は、宮崎の餃子文化の源流のひとつとして知られる「黒兵衛」で修業を重ね独立しました。餃子をラードで焼くスタイルも受け継がれ、店内に入るとラードの甘い香りが感じられます。
「餃子の馬渡」の魅力の一つが秘伝の皮の美味しさです。九州産の小麦を使い、職人が毎日その日の天候に合わせて調合を変え、手練りして作られる皮は、弾力とコシがあり、もっちりとした食感が特徴的です。ラードで焼かれると焼き面はサクッと軽い食感になります。
餡には、宮崎産のキャベツや玉ねぎ、ニラ、にんにくなど、地元の食材が使われています。野菜の甘みと豚肉の旨みが活かされていて、毎日でも食べたくなるような味わいです。創業以来受け継がれてきた技術と想い、そして高鍋町の餃子文化がギュッと詰まった餃子です。
  • 餃子の馬渡
  • 餃子の馬渡
カリッとした食感の「餃子の馬渡」の餃子!
 

ぎょうざの丸岡(都城市)

宮崎の餃子文化を語る上で欠かせない存在が「ぎょうざの丸岡」です。都城市を中心に宮崎市や熊本、鹿児島、福岡など県外でも餃子販売店を展開していて、通信販売とあわせると年間7000万個もの餃子を販売しています。お店では地元のお客さんが100個や200個まとめて購入する様子もよく見られます。
  • ぎょうざの丸岡
ぎょうざの丸岡の餃子の特徴はキャベツのシャキシャキ感。噛むほどに野菜の甘みが広がります。にんにくやネギもしっかりと効いているのですが、決して強すぎず、全体のバランスがとても穏やかです。皮も薄くてサクサクとした軽い食感に焼き上がるので、いくらでも食べられてしまう餃子です。これぞ宮崎餃子という、野菜の美味しさを活かした餃子です。生姜入りの餃子も人気で、餃子を頬張ると口の中に生姜の爽やかな香りが広がります。にんにく不使用なので、キャベツやネギの野菜の美味しさがより際立ちます。
ぎょうざの丸岡では、餃子の食べ方も色々と提案しています。餃子のタレの種類が豊富で、焼き餃子用の酢醤油ベースのタレや味噌ダレ、柚子胡椒風味のタレなどから、好みに合わせて使い分けができます。また、餃子鍋として食べるのも人気で、鍋の素も用意されています。ぎょうざの丸岡は茹でると皮がつるっとした食感になり、焼きとは異なる魅力が楽しめます。
  • ぎょうざの丸岡
  • ぎょうざの丸岡
  • ぎょうざの丸岡
シャキシャキキャベツが特徴の「ぎょうざの丸岡」の餃子!
 

生餃子製造直売ハチサンイチ(三股町)

都城の中心部から少し足をのばした三股町に、最近とくに注目を集めている餃子店「生餃子製造直売ハチサンイチ」があります。宮崎餃子の老舗店たちとは対照的に、店内にはカラフルな餃子がずらりと並び、思わず写真を撮りたくなるようなおしゃれな雰囲気です。
  • 生餃子製造直売ハチサンイチ
  • 生餃子製造直売ハチサンイチ
ハチサンイチの魅力は、見た目の華やかさやセンスの良さだけではありません。宮崎の恵みを大切にしたいという信念に支えられた餃子作りへの想いです。野菜も豚肉も地元の食材を使い、この土地の食材や人とのつながりを大事にしながら餃子を作っています。
国産小麦と餅米を使った皮は、もっちりとした食感があり、パリッと香ばしく焼き上がります。ほうれん草、にんじん、赤しそなどを練り込んだ皮もあり、華やかな見た目と素材の風味も感じられます。餡の種類も豊富で南高梅やキムチ、チーズなど多彩なバリエーションがあります。
おしゃれで、選ぶ楽しさがあって、毎日の食卓が華やかになる。ハチサンイチの餃子には、そんな魅力があります。
  • 生餃子製造直売ハチサンイチ
  • 生餃子製造直売ハチサンイチ
宮崎産中心の食材を使用した「生餃子製造直売ハチサンイチ」の餃子!




私は取材で宮崎の各地を巡る中で、専門店が地域ごとに数多くあるだけでなく、お惣菜や冷凍餃子にも実にさまざまな種類があり、餃子が宮崎県民の暮らしに深く根付いていることに気が付きました。今回は、宮崎餃子が堪能できるお店を3店舗紹介させていただきましたが、宮崎には他にも魅力的な餃子がたくさんあります。


皆さんもぜひ、宮崎を訪問したりお取り寄せをしたりして、宮崎餃子の魅力を味わってみてください。


  • 餃子専門店 餃子の馬渡
店舗情報
●店名:餃子専門店 餃子の馬渡

●所在地:〒884-0001 宮崎県児湯郡高鍋町 大字高鍋町589番地
●電話番号:0983-35-4441
●公式サイト:
https://mawatari.net/
  • ぎょうざの丸岡
店舗情報
●店名:ぎょうざの丸岡 中町店

●所在地:〒885-0071 宮崎県都城市中町3-5
●電話番号: 0986-22-0101
●公式サイト:
https://www.gyo-za.co.jp/
  • 生餃子製造直売ハチサンイチ
店舗情報
●店名:生餃子製造直売ハチサンイチ

●所在地:〒889-1903 宮崎県北諸県郡三股町稗田55-16
●電話番号:0986-57-8318
●公式サイト:
https://831gyouza.com/
関連記事を読む

  • 塚田 亮一(「東京餃子通信」の編集長)
    2010年開設の餃子専門ブログ「東京餃子通信」編集長。
    「餃子は完全食」のスローガンのもと、おいしい餃子を求めてどこまでも。首都圏はもとより、宇都宮、浜松、福島などの餃子タウン、さらには世界中の餃子風料理を日々食べ歩く。
    これまで食べ歩いた餃子店の数は3,000店以上。
    長年の研究からたどり着いた手作り餃子も評判。また、趣味のマラソンを活かし、餃子専門店を走って巡る「餃子マラニック」を主催。
    作って、食べて、走れる、餃界のオールラウンダー。(「食べあるキング」より引用)