餃子 × 海鮮

2020.06.01

餃子の餡の具材といえば豚肉とキャベツや白菜等の野菜が定番だと思いますが、中国に行くと海鮮類を使った餃子も珍しくはありません。広東料理の飲茶では海老を使った餃子やホタテなどの貝類を使った蒸し餃子がよく食べられます。また大連などでは、サワラやサバなどの魚を使った水餃子や海苔などの海藻類を使った水餃子などが人気ですね。
 
今回は本場の中国には無さそうな和風の海鮮餃子を作ってみたのでご紹介します。


 

たこ焼き餃子

最初にご紹介するのは「たこ焼き餃子」。あのたこ焼きをオマージュした焼餃子を作ってみました。
材料はタコ、はんぺん、キャベツ、紅生姜、青ねぎそして餃子の皮。まずは、はんぺんをフードプロセッサーですり身にします。そこに醤油とごま油、ほんだしで下味をつけます。キャベツ、紅生姜、青ねぎはみじん切りに、タコは1cm角弱ぐらいにカットをして、味付けしたはんぺんのすり身とやさしく混ぜれば餡の完成です。
 
後は包んで焼くだけ。包むのに自信のある方は薄めの皮を使うとサクッとした食感に焼けるのでおすすめなのですが、破れやすいので無理は禁物です。焼く際のポイントは最後の焼き目つけの工程。油を多めに入れて揚げ焼き気味に仕上げるとよりおいしくなります。
 
タコの旨味と紅生姜の香りでどんどんビールが進んでしまう餃子です。たこ焼き器が無くても簡単に作れますし、たこ焼きよりも小麦が少なくヘルシーなのでぜひお試しください。


 

牡蠣丸ごと餃子

次にご紹介するのは「牡蠣丸ごと餃子」。
牡蠣を丸ごとそのまま餃子の餡にします。こちらも作り方はとっても簡単です。醤油とごま油で下味をつけた牡蠣のむき身をそのまましそでくるんでから餃子の皮で包むだけ。牡蠣を丸ごと包むので餃子の皮は大判を使うことをおすすめします。包みにくければひだを付けずに折りたたむだけでも良いですが、つなぎ目を圧着してつなぎ目が開かない様にすることだけは忘れずに。
 
この餃子は焼いても揚げてもおいしいのですが、今回は焼餃子にしてみました。焼くときのポイントは蒸し時間を短めにして最後に焼き面をカリッと焼き上げること。あまり蒸し時間を長くしてしまうと牡蠣が固くなってしまいおいしさが半減してしまいます。揚げ餃子にするときも短時間でサクッと揚げるのがおいしく仕上げるポイントです。
 
牡蠣のクリーミーな食感としその風味が相性抜群。お手軽に贅沢な気分が味わえる餃子ですよ。



 

冷製マグロアボカド餃子

最後にご紹介するのはマグロを使った冷たい餃子です。
熱々がおいしいとされる餃子をあえて冷やしてみました。こちらも簡単に作れます。まずはお刺身用のマグロとアボカドをそれぞれ粗めにカットします。これに醤油とお酒、みりんで味付けするだけで餡は完成。マグロ丼のタレなどの合わせ調味料を使ってもOKです。包み方は自由ですが今回は帽子型に包んでみました。
 
大きなお鍋に熱湯を準備し餃子を投入。茹で時間は40秒から1分ぐらい。茹で時間を長くしてしまうとマグロに火が通りすぎて風味が損なわれます。お湯からあげた餃子はすぐに氷水に取り冷やします。これで完成です。
 
冷やすことで皮がツルっとした独特な食感になります。レア感の残るマグロとアボカドも通常の餃子では味わえない感じで面白ですよ。お好みでわさびや生姜などを添えて食べると更に爽やかな仕上がりになります。夏に向けて気温もどんどん上がってくると思うので、冷製餃子も試してみてください。


 

塚田編集長の「餃子×○○」Back Number

【第1回】餃子×ビール
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【第12回】餃子×海鮮

塚田 亮一(「東京餃子通信」の編集長)
2010年開設の餃子専門ブログ「東京餃子通信」編集長。
「餃子は完全食」のスローガンのもと、おいしい餃子を求めてどこまでも。首都圏はもとより、宇都宮、浜松、福島などの餃子タウン、さらには世界中の餃子風料理を日々食べ歩く。
これまで食べ歩いた餃子店の数は1000店以上。
長年の研究からたどり着いた手作り餃子も評判。また、趣味のマラソンを活かし、餃子専門店を走って巡る「餃子マラニック」を主催。
作って、食べて、走れる、餃界のオールラウンダー。(「食べあるキング」より引用)