餃子 x 夏バテ対策

2019.08.01

梅雨も明けて、夏本番になりましたね。
食欲が無くなったり怠かったり、夏は暑さによる「夏バテ」で身体の調子も落としがちになりますよね。今回はそんな夏バテ対策に効く餃子についてのお話です。

餃子具材は夏バテに効くものばかり

そもそも餃子は、小麦の皮からは炭水化物、餡の豚肉からはタンパク質と脂質、そしてキャベツをはじめとする野菜類からはビタミンCや食物繊維が摂取できるため非常に栄養バランスの良い料理で「完全食」などと称されることもあります。
特に夏バテ対策としては、炭水化物だけでなく糖質のエネルギーへの変換を助けるビタミンB1をしっかりととることが良いとされていますが、豚肉にはこのビタミンB1がたくさん含まれています。
そしてこのビタミンB1 を身体に吸収を促進するのが、にらやニンニクのにおいの元となっているアリシンです。アリシンの活躍によって疲労回復がしやすい身体が作られます。
この様に、餃子は夏バテ対策に非常に有効な料理ですので、ぜひ有効に使ってみましょう。

夏バテ対策といえば四川料理

中国の四川省の夏は非常に蒸し暑くなる地域であることから、四川料理は夏バテ対策の料理として紹介をされることが良くあります。四川料理にたくさん使われる唐辛子には辛み成分であるカプサイシンがたくさん含まれていますが、このカプサイシンには食欲増進と発汗作用があるため、実際に夏バテ対策の料理としての効果も期待できるようです。
私も四川料理のピリ辛な刺激が好きなので頻繁に四川料理を食べに行くのですが、最近国内の四川料理専門店で一風変わった焼餃子の食べ方が密かなブームになっていることを発見しました。
その食べ方というのは、よだれ鶏のたれで餃子を食べるというもの。よだれ鶏は唐辛子や花椒を使ったたれを鶏肉にかけて食べる冷製料理で四川料理の人気メニューの一つですが、このよだれ鶏にかかっているたれを残しておいて餃子のたれに使うのです。四川料理の人気店で提案されたこの食べ方は、いま一気に広がっています。
旨辛なたれをつけて食べる餃子がおいしいのはもちろんのこと、夏バテ対策としても高い効果が期待されます。

自宅でも簡単よだれ鶏餃子

四川料理のよだれ鶏のたれは自宅でも簡単に作れます。用意するのは焼肉のたれとラー油、お酢、長ねぎのみ。
焼肉のたれ(50g)に、お酢(小さじ2)、ラー油(小さじ2)を混ぜるだけ。そこにみじん切りにした長ねぎを入れれば完成です。花椒や五香粉などがあれば、更に本格的な風味に仕上がります。
このたれを茹でて冷やした鶏むね肉にかければよだれ鶏の完成です。鶏肉を茹でるのが面倒であれば、お酒を振りかけてレンジでチンするだけという時短方法もあります。市販のサラダチキンを代用するのもありです。
そしてよだれ鶏用に作ったたれが焼餃子にもよく合うのです。少し甘みがあり、後から辛さが追っかけて来て、白ご飯にもお酒にもよく合います。食欲が促進されすぎて餃子を食べ過ぎちゃうかもしれませんね。
いつもよりもピリ辛な餃子で汗をかいて、夏バテ対策に取り組んでみてはいかがでしょうか。
 

 

塚田 亮一(「東京餃子通信」の編集長)
2010年開設の餃子専門ブログ「東京餃子通信」編集長。
「餃子は完全食」のスローガンのもと、おいしい餃子を求めてどこまでも。首都圏はもとより、宇都宮、浜松、福島などの餃子タウン、さらには世界中の餃子風料理を日々食べ歩く。
これまで食べ歩いた餃子店の数は1000店以上。
長年の研究からたどり着いた手作り餃子も評判。また、趣味のマラソンを活かし、餃子専門店を走って巡る「餃子マラニック」を主催。
作って、食べて、走れる、餃界のオールラウンダー。(「食べあるキング」より引用)