皮の使い分けでおうち餃子がレベルアップ

餃子は餡の具材や味付けに注目されがちですが、餃子の種類によって皮も使い分けるとその楽しみの幅が一気に広がります。

そこで今回は「皮」に注目。厚さや大きさ、材料などが異なる3種類の皮を比べながら、その特徴やそれぞれオススメの使い方をご紹介したいと思います。
 
 

うす皮、もち粉入り皮、厚め大判皮を徹底比較

今回ご紹介する皮は、モランボンから販売されている「うす皮餃子の皮」、「もち粉入り餃子の皮」、「厚め大判餃子の皮」の3種の餃子の皮。  
 

皮の大きさは「うす皮餃子の皮」、「もち粉入り餃子の皮」の2つは通常サイズ。「厚め大判餃子の皮」は、他の皮と重ねてみると直径で約10mmほど異なります。一回り大きいといった感じです。  
 
厚さは一枚一枚だと比較しにくいので16枚ずつ「うす皮餃子の皮」、「厚め大判餃子の皮」を比べてみました。厚さが倍以上違うのがわかると思います。「うす皮餃子の皮」は手に取ると指の形が透けて見えるぐらいです。一方「厚め大判餃子の皮」だと指が全く透けて見えません。  
 
主な原材料も比較してみましょう。一般的には餃子の皮は小麦粉と水に塩や油などを足して作ります。「うす皮餃子の皮」、「厚め大判餃子の皮」はこの一般的な材料で作られています。「もち粉入り餃子の皮」の皮には、その名前の通り一般的な材料に加えて「もち粉」が配合されています。これによって皮がよく伸び、蒸した時にはモチモチっとした強い弾力が出ます。
 
 

「うす皮餃子の皮」はパリッパリに仕上げるひとくち餃子に

「うす皮餃子の皮」は、餡が透けて見えるぐらいの薄さが特徴です。この皮の薄さが活きるのが「ひとくち餃子」です。ご飯のおかず以外でも、お酒のおつまみにも、ちょっとした軽食にも使えて手軽に楽しめます。  
 
ひとくち餃子のレシピはこちらから
 
餡は普通の餃子と同じものを使いますが、包むのは小さじ1杯程度とごく少量。包み方は底を作らずに二つ折りにしてひだを寄せるだけなので小さいお子さまでも簡単に包めます。  
 
これをフライパンやホットプレートを使って焼けば簡単にパリッパリに仕上がります。揚げ餃子にしても、うす皮ならではのサクサクっとした軽い食感が楽しめるのでおオススメです。
 
 

「もち粉入り餃子の皮」はいつも作っている餃子のレベルアップに

「もち粉入り餃子の皮」を使うといつも作っている普通の餃子をレベルアップすることができちゃいます。用意するのはいつも通りの餃子餡。
 
  もち粉入り餃子の皮で作る餃子のレシピはこちらから
 
  レベルアップのポイントは2つです。
 
1つ目は良く伸びる皮の特徴を活かしていつもよりも少し多めに餡を包んでみましょう。餡の肉汁が漏れないように最後にひだをギュッと圧着するのを忘れないでください。皮もやや厚めなので餡の量は少し多いぐらいの方がバランスがとれ、食べ応えのある贅沢な餃子になります。
 
2つ目のポイントはモチモチ食感。もち粉入りなので蒸し焼きにすると、モチモチとした強い食感が生まれます。底面はカリッと、ひだ側はモチっと。この食感のコントラストが餃子の醍醐味の一つです。皮を変えるだけで、この食感が出ることに驚くと思いますよ。
 
 

「厚め大判餃子の皮」はゴロゴロお肉を使った餃子に

「厚め大判餃子の皮」は、「もち粉入り餃子の皮」よりも更に厚めに作られているので、餡の食感も強いものの方が全体のバランスが取りやすいです。また皮の大きさが一般的な皮よりも一回り大きいので、普通の皮ではちょっと包みにくい餡に挑戦しても面白いと思います。
 
そこで「厚め大判餃子の皮」にオススメなのがラムパクチー餃子。挽肉は使わずに粗めにチョップした羊肉を使います。
 
ラムパクチー餃子のレシピのレシピはこちらから
 
ゴロゴロっとした形が残るぐらいが丁度良い状態です。これに塩とクミンシードで風味付けをして「厚め大判餃子の皮」で目一杯包みます。包むのに慣れてくれば1個40gぐらいの食べ応え満点の大きな餃子が包めるようになります。焼きあがったらパクチーを添えればできあがり。肉料理のような餃子に驚くと思います。
 
 
ラムパクチー餃子以外でも、ゴロゴロ豚肉と粗みじんのキャベツを使うなど、食感の強めに残した餡との相性が良いと思います。
 
 

今回は3種類の皮を比較してみましたがいかがでしたでしょうか?

皆さんも作りたい餃子によって皮の使い分けができるようになると、餃子作りが更に楽しくなるので、ぜひお試しください。

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塚田 亮一(「東京餃子通信」の編集長)
2010年開設の餃子専門ブログ「東京餃子通信」の編集長。
「餃子は完全食」のスローガンのもと、おいしい餃子を求めてどこまでも。首都圏はもとより、宇都宮、浜松、福島などの餃子タウン、さらには世界中の餃子風料理を日々食べ歩く。
これまで食べ歩いた餃子店の数は1000店以上。
長年の研究からたどり着いた手作り餃子も評判。また、趣味のマラソンを活かし、餃子専門店を走って巡る「餃子マラニック」を主催。
作って、食べて、走れる、餃界のオールラウンダー。(「食べあるキング」より引用)