親子手づくり餃子教室

これまで「おうち餃子の魅力」や「手作り餃子をおいしくつくるコツ」などをご紹介してきましたが、できることなら専門家に直接教えてもらいたいですよね。

モランボンでは親子で参加できる餃子教室を全国各地で不定期に開催されています。

先日「モランボン親子手づくり餃子教室」に参加してきたので、そのレポートを行いたいと思います。
 
 

栄養についてのお勉強スタート

今回訪れたのは横浜山下公園そばのモランボンのキッチンスペースです。
この日は小学1年生から小学6年生までの親子6組が参加。お母さんだけでなくお父さんと一緒の参加もありました。

講師は石川さん。
モランボンでは手づくり餃子講師育成プログラム研修があり、筆記テストと実技テストの合格者のみが餃子教室で講師となることができます。

最初にパネルを使って栄養のお勉強。餃子には身体の調子を整える「キャベツ・にら」、血や肉になる「豚ひき肉」、力や熱になる「餃子の皮」がそれぞれ含まれています。

私も普段から「餃子は完全食」をスローガンとして掲げて餃子の普及活動を行っているのですが、改めて餃子が栄養バランスの良い食べ物だということを子供達と一緒に学びました。
 

子供達が上手な包丁さばきで餡作り

続いて餃子作りに入ります。子供達が講師に教えてもらった通りに餃子作りを進めていき、親がそれをサポートします。

まず最初に餡作り。先に豚肉だけに味付けをします。
ひき肉の白いところがなくなるまで徹底的に練るのがジューシーな餃子を作るポイント。子供達は小さな手で力を込めて一生懸命こねていました。

続いて包丁で野菜を切ります。
キャベツは粗みじん切りに。にらは3mmぐらいに小口切り。
包丁を持つと子供達の集中力が一段と上がるのが分かります。みんな上手に切りますね。

ちなみに自宅で沢山の餃子を作るときにはキャベツはフードプロセッサーを使っても良いそうです。にらに関しては、フードプロセッサーを使うと余計な水分が出てしまうので手切りを推奨していました。

野菜が切れたら最後に野菜と味付けをした豚肉餡を混ぜます。優しく野菜を潰さないように混ぜるのも重要なポイントとのことです。
 

いろいろな包み方に挑戦

餡ができたら餃子包みに挑戦です。今回の参加者は家でも餃子を包んだ事があるという子供達が多かったのですが、初めてでも包めるように講師の石川さんが丁寧に教えてくれます。

今回教えてもらったのは木の葉包みとひとくち餃子の2種類の包み方。木の葉包みはモランボンの公式の包み方、水を使わずに餡の水分を使って外側からひだを閉じるというなかなか高度な包み方です。

これには子供達だけでなく大人達も大苦戦。途中からは木の葉包みを諦めて家でのいつもの包み方に戻っている家族が多かったですね。

もう一つはひとくち餃子。餡はほんの少しで包み方も簡単だったので、こちらは子供達に人気の包み方でした。

その他、帽子包み、キャンディー包み、最近流行りのバラ包みなど様々な包み方にも挑戦。
バラ包みは特に子供でも簡単に包めて、見た目が豪華なのでおすすめです。

餡作りの工程以上に子供達は夢中になって餃子を包んでいました。餃子は子供達が年齢関係なく手軽に料理の楽しさに触れられるというのも大きな魅力ですね。

各家庭ごとに包みあがった餃子の形に個性が出てとても面白かったです。

ちなみに、餃子を包む時のポイントは、皮を早めに冷蔵庫からだして常温に戻しておく事。皮が伸びやすくなり包みやすくなります。

 

ホットプレートで一気に焼く

モランボン親子手づくり餃子教室ではホットプレートで餃子を焼くことを推奨しています。

「一気にたくさん焼ける」とか「熱々のまま食べられる」とか、いろいろホットプレートの利点がありますが、一番の理由は「餃子を家族みんなで一緒に食べられる」ということ。確かにフライパンで焼くとお母さんが焼き役になり一人だけ後で餃子を食べる事になりがちですよね。

ホットプレートが温まる前に油を引いて餃子をならべます。包み方や大きさの違う餃子も一緒に焼いてしまって問題ありません。餃子を並べ終えたらスイッチを入れ皮が乾かないように蓋をして鉄板が熱くなるのを待ちます。

皮の焼き面が白っぽくなってきたら鉄板が熱くなった合図。ここに水を入れて蓋をして蒸し焼きにします。ホットプレートは水平じゃない事が多いので、水が偏らないようにゆっくりと振るのが重要。

水が蒸発したらサラダ油をまわしかけて焼き目をつけていきます。電熱線の位置で焼きムラができるので、餃子は時々動かしてあげるとキレイに焼き上がります。

焼き目がついたら完成です。部屋の中は餃子の焼きあがる香りでいっぱい。服に臭いがついちゃいますが、何だか幸せな気分になれますよね。

 

お腹いっぱい餃子を食べる

最後は餃子をいただきます。
ご飯とスープが別途用意されていました。

試食タイムが始まるとホットプレートの上にあった餃子がどんどん無くなっていきます。すぐにホットプレートが2周目に突入している家族もありました。
参加者のお父さんやお母さんに話を聞くと、みんないつもと食べる勢いが違うとのこと。

木の葉包みの餃子は安定の人気でしたが、意外とひとくち餃子も人気でした。パリパリっとした食感がおかずというよりはお酒のつまみっぽいので子供たちの評価が気になっていたのですが、やはり自分が包んだ餃子にはおいしくなる魔法がかかっている様です。

また、バラ餃子は見た目もゴージャスで食べ応えがあって子供達に特に人気でした。大きなバラ餃子を何個も食べている子供もいました。
 

皮が余ったらデザート餃子

みんなで作った餃子を食べて終了と思いきや、One more thing。デザート餃子の紹介です。

餃子を作って困るのが余った餃子の皮の活用方法。モランボンでは皮メーカーとして餃子の皮を残さずおいしく食べてもらうことを常に考え、様々な提案を行っています。

そんな中で今回紹介されたのは、餃子の皮を使ったデザート。

ホットプレートに油をしいて餃子の皮のみを両面焼きます。焼き色がついてパリパリになったところでホットプレートの電源を落とし、皮の上にチョコマシュマロを乗せます。蓋をして余熱で皮の上のマシュマロが温まり少し溶けてきたら完成です。
熱で少し溶けたマシュマロとパリパリ食感の皮の対比が面白いですね。
手間も時間もかからずにできるので、ぜひみなさんもお試しください。

デザート餃子までをいただいたところで「モランボン親子手作り餃子教室」はお開きに。栄養の勉強から始まって餃子を作ってお腹いっぱい食べるまで、全部で3時間ほどのイベントですが、楽しくて、おいしくて、子供達もみんな飽きずに最後まで頑張っていました。中には「帰ったらお父さんに作ってあげたい」など感動的なコメントを残して帰った参加者も。

家庭で餃子を作るきっかけになる素晴らしいイベントだと思うので、今後もどんどん実施してほしいと思いました。

 

塚田編集長の餃子コラムBack Number


塚田 亮一(「東京餃子通信」の編集長)
2010年開設の餃子専門ブログ「東京餃子通信」の編集長。
「餃子は完全食」のスローガンのもと、おいしい餃子を求めてどこまでも。首都圏はもとより、宇都宮、浜松、福島などの餃子タウン、さらには世界中の餃子風料理を日々食べ歩く。
これまで食べ歩いた餃子店の数は1000店以上。
長年の研究からたどり着いた手作り餃子も評判。また、趣味のマラソンを活かし、餃子専門店を走って巡る「餃子マラニック」を主催。
作って、食べて、走れる、餃界のオールラウンダー。(「食べあるキング」より引用)